ぽんぽこ茶釜

30代おっさんのまったりブログ

お金って何?2

以前書いたお金についての考察と言いますか。私がお金をどう考えているか、お金って何? - ぽんぽこ茶釜の続きです。


前回は、お金は量産品であり価値があるとは思えない。といった終わりでした。



しかし、価値がないわけがないのです。お金に価値がなかったら今の生活が根底から崩れてしまします。



私は、先日、シュプリームというファッションブランドの限定商品を店頭で買って、インターネットで転売する。いわゆるセドリというのをやろうとしました。

まぁ、それは失敗に終わったのですが。

今回やろうとしたセドリの手法を簡単に説明すると、
正規価格より転売価格が高くなる。俗にいうプレミアム価格という状態になるのを見越して(シュプリームの場合は海外で先行発売されていたので、見越してという言い方は正しくないですが)商品を仕入れて販売する。
ということになります。


この、プレミアム価格は”需要と供給”のバランスが崩れているときになります。

欲しい人に行き渡るだけの量を供給できればバランスがとれる。


つまり量産品では起こりづらい現象と言えます。
バランスがとれているなら、正規価格より高い金額で買う必要がないですからね!


では、お金は量産品だからバランスが崩れないのか?





そんなことはないです。


”インフレ””デフレ”という言葉を聞いたことがあると思います。

インフレとは通貨の価値が下がって物価が上がること、デフレは逆で通貨価値が上がって物価が下がることです。


どちらも、お金の需要と供給のバランスが崩れているときに使われる言葉です。
近年では、過度のインフレでジンバブエドルが廃止になったのが有名です。



ジンバブエドルは以前は安い通貨ではありませんでした。導入当初は1アメリカドルより1ジンバブエドルの方が価値が高かったほどです。
しかし、廃止されたときには3.5京ジンバブエドルに対して1アメリカドル。
1アメリカドルが約120円として、約300兆ジンバブエドルで1円程度ですね。





廃止されているとはいえ通貨に対して言うには失礼ですが、まさに紙屑!

日本のお札は廃棄されるとトイレットペーパーなどにリサイクルされますが、トイレットペーパーを買ってくるよりお札で拭いた方が安上がりでしょうね。





ジンバブエドルの話は極端な例ですが、今の日本でも同じく物価の上昇がおこっています。


アベノミクスで2%の物価目標と言っているのがこのことですね。


念のために言っておきますが、アベノミクスはインフレにしようという政策ではないですよ、デフレを脱却しようという政策ですのでお間違えのないように!


デフレの何が問題なのか、一例をあげると。

物価が下がり商品の価値が下がっているのに、社員の給料は変わらない。
一見良いことのように見えますが、会社からしたら割高の賃金を支払っていることになります、正社員を減らしてパートを増やすなどの対策をする会社が増えるでしょう。
すると、社員は将来に不安を感じ、貯蓄を増やし消費を控える、売れないからさらに商品を安くする。といった具合です。


日本円の通貨価値が上がりすぎていてお金がうまく回らないのを解消したいわけですね。



そのために何をしているか?


最近聞かなくなりましたが、”アベノミクス”質的量的緩和ってやつです。


ざっくり言うと、お金の流通量を増やそうって話です。




デフレはお金の価値が上がりすぎていること、それならお金を供給して流通量を増やせば価値が下がりますよね!



このように国、日銀は、お金の価値をコントロールしてちょうど良いところを目指しています。


コントロールに失敗すればジンバブエドルのように本当に価値がなくなってしまいますが、今のところそこまでの事態には陥っていません。

なので、量産品とは言えお金には価値はあります。
しかし、その価値は一定ではなく常に変動しているものですが、、、


お金って何か?の話のはずが、お金の価値の話になてしまいましたが、今回はここまでにしておきます。


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