ぽんぽこ茶釜

30代おっさんのまったりブログ

痴呆症だと思ったらせん妄だった話

かなり久しぶりのブログ更新ですw

いろいろと忙しかったり、体調がすぐれなかったり、精神的にまいっていたりw
もう1月末だというのに師走並みの忙しさ、、、

お坊さんだってこんな時期まで忙しくしてないよ?って感じですw



今回はそんな中でも、精神的にまいっていた話をしたいと思います。



実は、昨年末から親父殿の様子がおかしく今回は血液検査、次は問診、そのまた次は違う病院でCTってな具合で毎週1~2回ほどあっちこっちの病院に行っていたのです。

以前にも書きましたが、そもそも親父殿は15年ほど前に脳梗塞で倒れて以来半身マヒになってしまい、歩行や会話がスムーズには出来ない状態だったのですが、今回はマヒや体を動かせないというのとはまた違う厄介ごと、タイトルにもしました通り親父殿に痴呆のような症状が出てしまい、あっちこっちの病院で検査を受けることになりました。


親父殿の場合、元々の脳梗塞があったので一般の方より検査項目が多く大変だったのもありますが、発覚したのが年末で予約を取りずらい状況だったのも重なりなおの事大変でした。

結果としては痴呆ではなく『せん妄』という診断結果だったので家族そろって一安心した次第ですが、診断が出るまでは何度も家族会議をしたり、病院に連れていくのに有給を取りまくって嫌な顔されたりといろいろ大変でした。



まぁ、私の苦労話は置いておいて、せん妄とは何ぞや?って思いますよね?私も最初聞いたときは何それおいしいの?って感じでしたw

我が家の親父殿の場合、結構ヒドイ痴呆症みたいな症状がいきなり出るような状態で、
ろれつが回っていなくて何を言っているかもわからない。(本人は気づいていない)
今までできていた簡単なことが分からなくなる。(お風呂のガス給湯器の使い方が分からない、給湯器は使えたけど栓を閉め忘れていてお湯が溜まってない、なんでお湯が溜まらないのか分からないなど)
奇行(神棚にお茶やお酒でなく、インスタント味噌汁の具だけをあげたり)
などなど、見ていて悲しくなるような行動をとっていました。


これだけを見ると痴呆症と思いますが、せん妄の場合数時間から数週間で普通に戻るそうです。
父の場合もまさにその通り、数時間で症状が治まっていました。しかも、なぜか病院に行くときは決まって調子がいいw


私の理解では、何らかのきっかけで一時的に痴呆症のような症状がでるのがせん妄と言った感じです。
そもそも、痴呆症の場合急激に悪くなったり良くなったりはしないそうです。(脳梗塞性の痴呆症の場合、急に悪くなることはあるそうです。)

そして、せん妄は治療で症状が改善するとも言われました。
何がきっかけで症状が出ていたのか?など、これからの生活で気にしなければいけないことはありますが、ひとまずは安心しました。


ここからは、今回の件で思った病院選びのポイントを。
まず、物忘れ外来では何一つわからなかったですw行くなら最初から痴呆症疾患を治療できる施設に行った方がいいです。

また、小さい脳梗塞で痴呆症の症状が出る場合もあるのでMRI等の医療施設がある病院がいいと思います。
医療施設がない場合、MRIだけ違う病院で取ってきてくださいってなります。私の場合は逆に「MRIだけ取ってあげるからそれ以外は違う病院で受診してね!」って言われました。医療費が高いのだけはやってあげるよ!ってのが見え見えだったので、これからはMRIも違う病院で受けますw

心療内科などもある病院ならなおいいと思います。


家族が認知症になると、本人はもちろん家族も不安になると思いますが、今は認知症の治療も良くなってきているそうなので慌てずにいい病院で治療してもらってください。